私たち夫婦がマイホームの購入を考えたとき、結婚して2年が経過していました。2年も一緒にいるのだからお互いのことは十分理解できていると思っていましたが、この時まだまだ相手の知らない部分があるのだなと認識を改めざるを得ませんでした。
私は単に利便性からマンション住まいが良いのではないかと思い、交通に便利な場所のマンションを考えていました。ところが夫は一戸建てが良いと主張するのです。私は一戸建てもマンションも両方済んだ経験があり、両方良さが分かっていました。しかしやはり移動にも買い物にも便利な立地にあるのはマンションだったのでマンションを勧めたのです。
一方夫は小さいころから集合住宅に住んだことしかなく、一戸建てに強い憧れがあったようです。ここでもし夫の意向を無視してマンションにしたら、この先の人生でずっと後悔するのかもしれません。自分の住みたい家じゃないのにローンを払い続けるのはきっとむなしいだろうと思いました。
そこで夫の気持ちを優先して一戸建てを購入したのです。夫はついに長年の夢だった家に住めてとても満足しているようですし、それを見て私も嬉しく思います。住宅の購入で、夫婦の思いをお互いに語り合って一つの決断を出せたことで、絆が深まったと思います。