それはそれは浮かれておりました。
ハウスメーカーも決め、土地を見ていただきました。
精一杯広く家を建てたら、これだけのスペースが取れますよ、とメーカーさんからほぼ正方形の図面を渡されました。
浮かれた私たち夫婦は方眼紙を購入。
家の広さに合わせて冷蔵庫やテレビ、ベッド、テーブルなどいろいろなものを比率を合わせて神に書き、切り取って、家のどの場所になにを置くかなどを話し合いました。
お風呂はここだよね。
台所はこれくらいかな。
ダイニングテーブルはここに置こう。
といった具合です。
我ながらよくできたと思い、ハウスメーカーの担当さんに見ていただくと・・・
担当さんが必死で笑いをこらえています。
「トイレがないですよ」
がーん。
なんとトイレなしで家を考えていた私たち夫婦。
恥ずかしい、恥ずかしい。
気を取り直して、担当さんが
「例えばこんな感じはいかがですか」といって図面を見せていただくと、なるほど、ちゃんとトイレもあるし、いい感じです。
というか、そもそも家が狭すぎて、台所、洗面お風呂、トイレを配置したら全然スペースが余らないんですよ。
せっかくの注文住宅ですが、ほぼ注文するところがありませんでした。
まあ、とっても気に入った家ができたのでよかったんですけどね。